kuro9627のブログ

黒渕紀夫のつぶやき

 いきなりのブログサイトの閉鎖!困ってしまう。

 20年間のわたしのすべてが書かれていて、81歳ともなればいつ床に臥せるかわからない。故に走馬灯の如く過去を懐かしむつもりがサイト閉鎖によって敵わぬ夢と化した。

 書き留めていた「俳句」「短歌」・・すべてが消えた。

 残り少ない生なれど、わたしのつぶやき、ひとりごとを文字に変換して、わたしの5人兄弟に生きていますよ!とのメッセージとしたい。

 

 唐突に、兄が「白血病」の診断を受け虎の門病院に入院中と聴いた。余命宣告も受けているようだが、兄から直接の知らせは受けていない。

母の存命中から、弟宅に同居して長男の役割を末っ子が受け継いでいる。

 その弟からの知らせだ。余命宣告はたぶん辛い。

 私の父親は胆管癌で、岩手医科大学で亡くなった。一介のサラリーマンが医大病院に入院して、一日2本しか配れない注射も受けられたのには佐藤誠教授の配慮だった。

 母親の姉が、戦後に疎開していた子供時代の佐藤教授に「頭ほど大きいおにぎり」を貰っていたとの恩を忘れていなくて「できるだけのことはする」と云ってくれたのだった。マサセッチュー大学からの留学を終えて岩手医科大学の教授となり、子分を引き連れての回診だった。

 兄は長女の連れ合いの縁で虎ノ門病院で入院治療を受けているようだ。余命宣告をされたとしても、天下の大病院での治療は一族として誉とも思う。

 エリート警察官僚のAさんとは、一時期、週末に私の家でお酒を飲みカラオケをしての付き合いがあったが、顔に黄疸がでて、警察官僚から国会議員になったHさんの紹介で虎の門病院に入院、検査中にあっけなく亡くなった。あまり印象の良くない虎の門病院だが、白血病には強い病院であることを願っている。

 

 甥っ子が通信関係の大会社の社長になっていた。弟も教えてくれてもよさそうに思うが、ネットで知った。身内の出世には素直に嬉しい。彼もこの歪んだ資本主義社会の勝ち組として将来の栄光の上に約束されている。

 

「炎天下煙となって友の逝く煙とはならぬ友との想い出」

赤胴鈴之助だぁ」ラヂオ始まる夕方の刻に併せてチャンバラ了へる

「恋愛の成就か否かを読み人に託して了へる午前2時の闇」

二度読みの「大地の子」の妹との死別の頁にふたたびの泪

「二度読みの本の頁の黒髪は若き日の吾の君の触れた髪」